この記事は

「平均寿命と健康寿命って違うの?年齢に差があるけどなんで?」

「平均寿命と健康寿命の差ってどれくらいなの?」

「平均寿命と健康寿命の差の原因ってなに?」

「健康寿命を延ばして平均寿命に近づける方法は?」

といった疑問や悩みを解決する記事になっています。

 

「平均寿命」は知っている人も多いと思います。

女性の方が長生きだとか、日本は長寿国だといわれるときに使われます。

 

2021年の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳です。

日本は平均寿命が世界で1番長い国です。

一方で健康寿命は世界で2番目となっています。

この平均寿命と健康寿命の差の原因は何でしょうか?

ここではその原因を理解して健康寿命を延ばすための方法について解説しています。

 

平均寿命と健康寿命

平均寿命 = 生まれてから死ぬまでの年数

健康寿命 = 介護を受けずに自分の力だけで生活できる期間

 

平均寿命

平均寿命とは「0歳のときの平均余命」です。

平均余命とは「○○歳の人があと何年生きることができるか」を表しているものです。

厚生労働省が発表した2021年の平均余命によると、

男性0歳の平均余命が81.47歳でこれが平均寿命になります。※表のの部分。

男性20歳の平均余命が61.81歳なので 20歳+61.81歳=81.81歳が寿命、

女性40歳の平均余命が48.24歳なので 40歳+48.24歳=82.4歳が寿命、

ということになります。

2021年の平均余命
年齢(歳) 平均余命(歳) 死亡するときの年齢(歳)
男性 女性 男性 女性
0 81.47 87.57 81.47 87.57
10 71.70 77.78 81.70 87.78
20 61.81 67.87 81.81 87.87
30 52.09 58.03 82.09 88.03
40 42.40 48.24 82.40 88.24
50 32.93 38.61 82.93 88.61
60 24.02 29.28 84.02 89.28
70 15.96 20.31 85.96 90.31
80 9.22 12.12 89.22 92.12
90 4.38 5.74 94.38 95.74

参照:厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」

 

健康寿命

健康寿命 = 平均寿命 - 介護などが必要な期間

健康寿命とは「健康上の問題によって日常生活が制限されずに生活できる期間」。

と世界保健機関(WHO)が2000年に提唱しました。

つまり、介護が必要だったり、寝たきりの期間を平均寿命から除いた期間です。

 

健康寿命と平均寿命の差は

男性 約  9年
女性 約12年

厚生労働省の統計によると2019年の平均寿命と健康寿命の差は

男性
平均寿命 81.41歳 - 健康寿命 72.68歳 = 8.73歳

女性
平均寿命 87.45歳 - 健康寿命 75.38歳 = 12.07歳

 

男性が8.73歳、女性が12.07歳となっています。

 

2001年からの推移をみてみると平均寿命は伸びてきています。

しかし平均寿命と健康寿命の差は2001年から男女ともそれほど変わってはいません。

男性
西暦 平均寿命(歳) 健康寿命(歳) 差(歳)
2001年 78.07 69.40 8.67
2004年 78.64 69.47 9.17
2007年 79.19 70.33 8.86
2010年 79.55 70.42 9.13
2013年 80.21 71.19 9.02
2016年 80.98 72.14 8.84
2019年 81.41 72.68 8.73

 

女性
西暦 平均寿命(歳) 健康寿命(歳) 差(歳)
2001年 84.93 72.65 12.28
2004年 85.59 72.69 12.90
2007年 85.99 73.36 12.63
2010年 86.30 73.62 12.68
2013年 86.61 74.21 12.40
2016年 87.14 74.79 12.35
2019年 87.45 75.38 12.07

資料:平均寿命については、2010年につき厚生労働省政策統括官付参事官付人口動態・保健社会統計室「完全生命表」、他の年につき「簡易生命表」、健康寿命については厚生労働省政策統括官付参事官付人口動態・保健社会統計室「簡易生命表」、「人口動態統計」、厚生労働省政策統括官付参事官付世帯統計室「国民生活基礎調査」、総務省統計局「人口推計」より算出。

 

健康寿命と平均寿命の差の原因

平均寿命と健康寿命の差の原因 = 介護が必要になる原因

平均寿命と健康寿命の差を短くするにはどれだけ介護が必要な期間を短くするかということになります。

つまり介護が必要になる原因を予防できれば健康寿命を延ばすことができます

2019年の厚生労働省「国民生活基礎調査」によると介護が必要になった主な原因の上位が次の通りです。

第1位 認知症 17.6%
第2位 脳血管疾患(脳卒中など) 16.1%
第3位 高齢による衰弱 12.8%

 

認知症の効果的な予防法
高齢による衰弱の予防方法

 

 

健康寿命を延ばすためには

  • 適度な運動
  • 正しい食生活
  • 社会参加

健康寿命を延ばすためには、介護が必要な状態にならない、

つまり認知症、脳血管疾患、衰弱を予防することが重要です。

これらの予防方法は共通しています。

 

適度な運動

無理をしない程度の運動を行うように習慣づけしましょう。

ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操など

毎日60分を目安に運動しましょう。

最初は今より1日10分からだを多く動かすことから始めてみましょう。

 

正しい食生活

栄養バランスが良い食事を毎日3食とるようにしましょう。

血圧やコレステロール値が高いと脳卒中になる可能性も高まります。

まずは健康診断を受けて自分の健康状態にあった食事をとりましょう

 

社会参加

認知症や衰弱の予防には社会とのつながりが重要です。

人とコミュニケーションをとることで脳が刺激されます。

働くことや、ボランティア活動、趣味のサークル、町内会

といった社会とのつながりがあることで活動範囲が広まり、

体や心の衰弱を予防することができます。

 

まとめ

平均寿命は年々伸びてきていますが、健康寿命との差は変わらないままです。

年をとっていくと何かしらからだの調子が悪くなるのは仕方がない部分もあります。

しかし、できるだけ介護を必要とせずに最後まで自分らしくいきたいものです。

日頃の生活からできることをはじめて人生を謳歌しましょう!

 

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