この記事は

「親と離れているけど介護が必要になったらどうしたらいいの?」

「一人っ子で自分しか親の介護をする人がいない!どうしよう!」

「遠距離介護にかかる費用や負担ってどれぐらいかかるの?」

「一人っ子が親の遠距離介護をする方法は?」

といった疑問や悩みを解決する記事になっています。

 

親の介護と聞くと大変だろうなというイメージがあります。

一人っ子だったらなおさらです。

何年か先かもしれないし、明日から介護が必要になる可能性もあります。

そんなときにどうしたらいいのか?やれるのだろうか?

そんな不安を少しでも解消するための参考になればと思います。

 

遠距離介護とは

親と離れた場所に住む子供が通って介護すること

 

介護は大きく3つに分けられます。

在宅介護  → 親と同居しながらの介護

遠距離介護 → 親と別々にくらしながらの介護

施設介護  → 老人ホームなどの施設に入る

 

親は実家で暮らし、子供は離れて家族と暮らしている。

そんなライフスタイルの場合、 子供が仕事や家族の生活などを移すのはなかなか難しいでしょう。

逆に親を呼び寄せるにしても不慣れな場所での生活は不安やストレスなど負担を多くかけてしまいます。

新しい場所での生活になじめず社会や地域から孤立して認知症になってしまう可能性もあります。

そのため親と別々に暮らしながら介護をおこなう遠距離介護を選択する人が増えてきています

 

遠距離介護のメリットとデメリット

メリット

・生活環境を変えなくていい

・介護保険サービスが利用できる

・介護者の負担の軽減

 

デメリット

・緊急時に駆け付けられない

・費用の負担が大きい

・親が住む地域の情報が入りづらい

 

遠距離介護の一番のメリットは生活環境を変えなくていいことでしょう。

それにより介護者の負担が軽減されます。

 

デメリットとしては

・緊急時に駆け付けられない

・費用の負担が大きい

・親が住む地域の情報が入りづらい

の3点があげられます。

特に費用は兄弟姉妹がいる場合は分担できますが、 一人っ子の場合は費用をすべて負担しなければいけません。

また、それぞれの状況によって問題は変わってきます。

遠距離介護の体験談のサイトです。参考にしてください。

http://paokko.org/experience/

https://www.katei-ryouritsu.metro.tokyo.lg.jp/kaigo/jinji-5/t-9/

https://www.my-kaigo.com/pub/individual/chiebukuro/ryoritsu/0010.html

 

一人っ子の遠距離介護の3つの負担

  1. 金銭的負担
  2. 身体的負担
  3. 精神的負担

 

金銭的負担

訪問ヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスを利用できますが、 1~2割は自己負担しないといけません。

また医療費やおむつ代などは介護保険サービス以外の費用もかかります。

「公益財団法人 家計経済研究所」がおこなった「在宅介護のお金と負担」の2016年調査報告では、

在宅介護の費用は1人あたり、平均で5万円かかります。

内訳は

訪問ヘルパーやデイサービスなどの介護保険サービスの自己負担分が1万6千円

医療費やおむつ代などの介護保険サービス以外が3万4千円となっています。

普段の生活費にこの5万円が追加でかかってきます。

親が十分に貯蓄があればいいですが、ない場合は一人っ子が負担するしかありません。

 

身体的負担

遠距離介護であるため毎日の介護の身体的負担はありません。

しかし、一人っ子は介護事業所やケアマネジャーとのやりとりなどをすべてやることになります。

また、自分の家から実家への遠距離の移動も負担になるでしょう。

特に親の介護が必要になるときは介護者は40~50代なので自身の体力に不安が出てくるときです。

 

精神的負担

これも遠距離介護であるため毎日の介護している人よりは負担は軽減されるでしょう。

しかし、上記2つの金銭的、身体的負担の積み重ねや近くにいないことで逆に気になってしまったり、罪悪感によって、精神的なストレスを感じるようになることもあります。

特に一人っ子の場合は相談したりする兄弟がいません。

ストレスがたまって介護うつになる可能性もあります

 

遠距離介護に備える7つのポイント

  1. 本人の介護の希望を聞く
  2. 介護施設などの情報収集
  3. 交友関係の把握
  4. 経済状況の把握
  5. 生活パターンの把握
  6. 住宅改修の検討
  7. 見守りサービスの検討

 

本人の介護の希望を聞く

介護が必要になってくると、

在宅介護か施設に入るのか?金銭面はどうするのか? どういった介護を受けたいのか?

などいろいろなことを決めなければいけません。

できるだけ本人の希望を叶えられるようにお互いに共有しておきましょう。

お互いにしっかりと確認できるようにするためにも記録を残しておいたほういいです。

 

介護施設などの情報収集

遠距離介護の場合、自身が毎日の介護はできません。

訪問介護やデイサービスなどの利用は早めに検討しておいた方がいいでしょう。

また容体が悪化したり、認知症が進行したときは介護施設への入所を検討する必要があります。

介護施設の種類はさまざまあり、サービスの内容や金額も違います。

近くにどういった施設があって費用がどの程度なのか調べておきましょう。

介護が必要でないときでも各市町村に設置されている地位包括支援センターでは相談できます。

情報収集の手始めとして相談してみてください。

 

交友関係の把握

近所や親戚との付き合い、よく合う友人など親の交友関係を把握しておきましょう。

いざというときに連絡をとったり、対応したりしてくれる人を見つけておきましょう。

 

経済状況の把握

介護には、デイサービスなどの介護保険サービスの利用、医療費やおむつ代など

いろいろな費用が必要になってきます。

基本的には親の年金や貯金から支払っていくことになります。

経済状況を把握したうえでどういった介護をしていくか決めましょう。

具体的には

・年金額

・貯金額

・加入している保険

・借金の有無

については確認しておきましょう。

 

生活パターンの把握

生活パターンを把握することでどういった介護をすべきか?

どういったことに気をつけたらいいかが分かってきます。

・毎日の起床時間と就寝時間

・食事の時間や内容

・普段なにをして過ごしているのか?

・どこに行っているのか?

・趣味や楽しみは?

といったことは把握しておきましょう。

そのなかで困っていることや不安に思っていることを確認しましょう。

 

住宅改修の検討

自宅の環境で、段差や和式トイレなど転倒や事故の恐れがあるものはリフォームを検討しましょう。

要介護認定を受けている方は、20万円まで助成金がでます。

自治体によってはバリアフリーを対象とした補助金もあります。

申請方法や必要書類は条件や地域によって違うので、ケアマネジャーに相談しましょう。

 

見守りサービスの検討

最近では家族を見守るためのいろいろな見守りサービスがあります。

警備会社や郵便局などが行っています。

定期的に家を訪問するサービスや緊急時に連絡がいくものなどさまざまな種類があります。

自治体によっては無料で緊急通報システムを設置してくれるところもあるので確認してみてください。

 

まとめ

介護は身体的にも精神的にも大変です。

ましてや一人っ子だとすべて自分がやらないといけないと不安を感じると思います。

重要なことは一人で抱え込まないことです。

相談できるところはいろいろあります。

周りの人たちを頼って、介護の制度やサービスを上手に活用しましょう。

介護で行き詰らないために、できるだけ事前にいろいろなサービスを調べて親とのコミュニケーションをとっておくことが大切です。

 

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